ここ最近FIRE(Financial Independence Retire Early)という言葉がはやっており、資産運用に対してかなり関心が高まってきました。
実際に好景気の時にはこうした話が多く出て、資産運用の本もたくさん売れるそうです。
しかし、今世界的な株高の恩恵を受けているのは、リーマンショックの後の株価が不安定なときに買っていた人たちです。
もっと早く始めていれば…
リーマンショックの時に株や不動産を買っていれば…
このように考える方が多くなってきています。
自分たちの子供にどのような教育をすれば、将来のチャンスを逃さなない、金融リテラシーを身に付けてあげられるかを考えていきたいと思います。
おこずかいをあげる。
そんなのどこの家庭でもやってるでしょ?
そんなことで子供の金融リテラシーは上がるの?
一般的な収入の家庭であれば、子供におこずかいをあげているのは珍しくないと思います。
しかし、世界的に見ると実は無条件で毎月お金をもらうことは珍しく、日本の子供たちは自由に消費できるお金があるという面で恵まれています。
そのため、日本では子供が積極的にお金を使うマンガ、おもちゃやゲームが、大きな産業として発展したとも言われています。
一方でアメリカでは、欲しいものは誕生日やクリスマスにまとめてもらう家庭が多いです。
どうしても現金が欲しければ、近所でベビーシッターをするなど、家事の手伝いや、道端でレモネードを売ったりするなど、自分で大人に交渉したり、自ら商売を始めてお金を稼ぎます。
なんとなく、サラリーマンが多い日本の社会と、起業家が多いアメリカの社会を表している気もします。
どちらでも、幼いころからお金に触れるので、金融リテラシーを身に付けるには良いと思いますが、実際に日本で子供が家族以外からお金をもらうことはあまりなじみがないので、難しいかもしれません。
なので、子供におこづかいをあげることで、お金を使うことを覚えてもらいましょう。
そして、お正月には手元に残ったおこづかいの10%をお年玉としてあげるなど、賢く積み立てることで、複利の効果を得られるなどを体感してもらうといいと思います。
意識するのは、無駄なことにお金を使わずに、必要なものに対し消費し、あとは投資に回すという感覚です。
お金の話を子供の前でする
日本の家庭では、あまりお金の話をするのはよくないといわれることが多いです。
もちろん、家計が苦しくて教育費にあてることが出来ないとか、借金で首が回らないとかそういう話をする必要はありませんが、事業や投資などの話は積極的に子供の前でもするべきだと思います。
アメリカの家庭は自営業も多いことから、子供の時から結構ビジネスの話も子供にします。
私の父もアメリカ駐在中に米国株を始めており、その話をよく聞かされておりました。
おこづかいを株であげようか?と小学校の時に提案されましたが、よくわからなかったので断ったことを今では後悔しています。
もっと強く押してくれれば…
アメリカの小学4年生の授業の中でも、株に関する授業があります。
生徒全員が2000ドル(約20万円)もっていると仮定し、半年かけて運用成績を競うというものでした。
新聞を見て、株価を確認し好きな銘柄を買ったと見立ててノートに記入します。
期間中は好きに売買可能です。
私は当時知っていた数少ない銘柄のナイキとギャップを買いましたが、すぐに値下がりし、売れずに塩漬けしたまま期限を迎えました。
この時のことが記憶に残り、自分は株に向いていないと考えるようになってしまいましたが、その分ほかの投資を考えるようになり、現実でも不動産投資をすることから始めました。(今では株もやってますが)
実際に不動産を内見するときはだいたい家族全員で行って、楽しんでます。
古い家を内見するのは残置物などもあったりして結構生々しく、ちょっとした冒険(肝試し?)になってます。
投資などのお金を増やす話を子供の前でも積極的に行い、お金を儲けることは決して悪いことではないという価値観を、子供にもってもらいましょう。
ゲームで覚える
モノポリーや人生ゲームが好きな子供は多いと思います。
似たゲームで「金持ち父さん貧乏父さん」の著者のロバート・キヨサキが子供向けのゲームを出しているのをご存じでしょうか?
実際に買ってプレーしましたが、大人でも大変勉強になります。
人生ゲームによく似ていますが、違うところはゲームの勝敗が、ゴールにたどり着くことではなく、不労所得の収入が支出を上回ることで決まるところです。
非常によく考えられており、直感的にBS、PLが分かったり、浪費が悪だとわかったりします。
そして最も効率のいい収入が得られる、ジョーカー的な最強カードは不動産投資のカードです。笑
もちろん大人用もあります。
まとめ
自分が大人になって気づいたことは、結局両親のような価値観になっていくということです。
私の父も母も脱サラした個人事業主です。
- 自分の力で稼げるようになれ。
- 本や新聞を読め。
- サラリーマンは楽。
など、今思えば自分がしていることは親の影響が大きいです。
子供の金融リテラシーを高めるには、自分が勉強しチャレンジするところを見せるのがいい気がします。
効果があったかわかるのは20年後くらいですかね。
そして将来的に子供の収入を増やしたいのであれば、英語教育も同時に行うこともお勧めします。
何故なら金融系の最先端情報は常に最初に英語で配信されるからです。
英語を学ぶにはインプットとアウトプットが重要です。
日ごろから英語字幕でのインプットを増やし、実際に人に英語で話してみると、格段に定着します。
私もアメリカ在住時は、週1で家庭教師に教わっていました。
今思えば、学校や、テレビなどでのインプットの後に気になった点を確認できたりする環境が良かったと思います。
今だとオンラインで優秀なプログラムもあるので、日本にいながら質の高い学習ができると思います。
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