おもしろい10個の【アメリカンジョーク】訳と解説

映画&文学

アメリカンジョークという言葉を聞いたことがあると思いますが、一体なにがアメリカンジョークなのでしょう?

明確な定義はありませんが、訳を聞いてもなにが面白いかわからない。という方が多いのではないでしょうか?

アメリカンジョークは神様がよく登場したり、金髪女性をいじったり、宗教の違いを題材にしていたりと、前提条件やあるあるがわからないと笑えないものも多いです。

そのため、アメリカンジョークで笑えるのは、かなり英語上級者と言えます。

アメリカンジョーク10連発

いい女性はどこにいる?

Good women are found on every corner of the earth but sadly the earth is round!

訳 

いい女性は地球上、どの角を曲がっても出会うことが出来る。しかし地球は丸い。

解説

こちらはわかりやすいと思いますが、地球は丸く、角がないので「いい女性」はどこにもいない。というジョークですね。笑えるかどうかは置いておいて…

暗黒面

Come to the Darkside… We have cookies!

暗黒面に来なさい…クッキーあるよ!

解説

the Darkside はスター・ウォーズに登場する言葉で、come to the Darkside は主人公を暗黒面(敵側)に引き込もうとするときのセリフです。

ここではちょっとした悪いことへの誘惑として、スター・ウォーズでのセリフを引用していることが面白いというわけです。

Come to the Darkside…We have 〇〇 のジョークはたくさんあります。

アメリカで過ごすのであれば、スター・ウォーズでのセリフはドラマ、映画、コメディ、日常会話などで非常に多く登場するので、見ておかないと話しについていけないことが多いので、見ることをお勧めします。

マイケル・ジャクソン

How does Michael Jackson pick his nose? From a catalogue.

マイケル・ジャクソンはどうやって鼻をほじるの?カタログでだよ。

解説

訳を読むと「??」となると思います。

鼻をほじることは英語でpick nose といいます。

このpick は選ぶという意味もあるため、

「マイケル・ジャクソンはどうやって鼻をほじるの?」

「マイケル・ジャクソンはどうやって鼻を選ぶの?」

の二つの意味が考えられるのです。

マイケル・ジャクソンが整形で鼻の形がよく変わるため、鼻をカタログを見ながら選んでいることが、想像できるのがおもしろいというわけです。

Yo mama

Yo mama so stupid when she got fired she set herself on fire.

お前のお母さんはあまりにもバカで、仕事をクビになったときに自分自身を燃やしてた。

解説

このYo mamaのジョークも定型のジョークとしてとてもポピュラーです。

お母さんたちはかわいそうですが、日本でいうと「おまえのかあちゃんでーべそ」のジョーク版でしょうか?

英語では仕事をクビになることをfireといいます。

バカなお母さんはクビ(fire)と火(fire)を勘違いしたのが面白いということです。

Yo mama 2

Yo mama so ugly she made onions cry

おまえの母ちゃんはブサイクすぎて、玉ねぎを泣かせた。

解説

Yo mama系のジョークでもう一つ。

こちらはわかりやすいと思います。

本来なら玉ねぎを切ると人間が泣きますが、あまりにも母ちゃんがブサイクすぎて、玉ねぎのほうが泣いたということです。

シンプルで笑ってしまいました。

2人のハンター

Two hunters are out in the woods when one of them collapses. He’s not breathing and his eyes are glazed. The other guy whips out his cell phone and calls 911.

“I think my friend is dead!” he yells. “What can I do?”

The operator says, “Calm down. First, let’s make sure he’s dead.”

There’s a silence, then a shot. Back on the phone, the guy says, “OK, now what?”

2人のハンターが森に入ったが、一人が突然倒れた。息をしていなく、目も据わっていた。

もう一人の男が急いで携帯電話を取り出し、救急車に電話した。

「友人が死んでしまった、どうしたらいい?」と叫びました。

オペレータはー「落ち着いてください、まず本当に死んでいるか確認してください」といいました。

しばらく沈黙があり、銃声がしました。そして男は再び電話でオペレーターに聞きました。

「確認した。次はなにをすればいい?」

解説

生きているか死んでいるか確認する方法として、持っていた銃で友人を撃って、死んでることを確認したところが面白いのですが、バイオレンスですよね。

アメリカンジョークにはこうしたダークなものも多いです。

運命

In surgery for a heart attack, a middle-aged woman has a vision of God by her bedside.

“Will I die?” she asks. God says, “No. You have 30 more years to live.”

With 30 years to look forward to, she decides to make the best of it. So since she’s in the hospital, she gets breast implants, liposuction, a tummy tuck, hair transplants, and collagen injections in her lips.

She looks great! The day she’s discharged, she exits the hospital with a swagger, crosses the street, and is immediately hit by an ambulance and killed.

Up in heaven, she sees God. “You said I had 30 more years to live,” she complains.

“That’s true,” says God. “So what happened?” she asks.

God shrugs. “I didn’t recognize you.”

中年女性が心臓発作による手術を受けていました。

女性は神に「私は死ぬのでしょうか?」と聞くと

神は「大丈夫、あなたはあと30年間生きられる。」と伝えました。

中年女性は一命をとりとめましたが、30年も生きるのであれば、最高の自分を手に入れようと、病院で豊胸手術、脂肪吸引やしわ取り、髪の毛移植から唇へのコラーゲン注射まで様々な整形をしました。

最高の見た目になって、病院から出たとたん救急車にはねられ、死亡しました。

女性は天国で神に文句を言いました。「あと30年生きると言ったではないですか」

神様は答えました。「30年生きたはずなのは本当です。」

女性は「ではなぜ私は死んだのでしょう?」と聞くと、神は答えました。

「あなただとわかりませんでした」

解説

こちらも整形をし過ぎて、元の姿とあまりにもかけ離れてしまったため、神様が気づかなかったというジョークです。

アメリカンジョークではこのように神様が頻繁に登場します。

しゃべる犬

A guy spots a sign outside a house that reads “Talking Dog for Sale.” Intrigued, he walks in.

“So what have you done with your life?” he asks the dog.

“I’ve led a very full life,” says the dog. “I lived in the Alps rescuing avalanche victims. Then I served my country in Iraq. And now I spend my days reading to the residents of a retirement home.”

The guy is flabbergasted. He asks the dog’s owner, “Why on earth would you want to get rid of an incredible dog like that?”

The owner says, “Because he’s a liar! He never did any of that!”

ある日、男は「しゃべる犬売ります。」と書かれた看板を出した家を見つけ、入りました。

男は犬に「どんな人生を送ってきたんだい?」と尋ねました。

犬は「私はアルプスで雪崩被害者の救助に当たり、その後イラクで国に仕えました。今は、退役軍人の集会で読み聞かせをしています。」と答えました。

男は飼い主に「なぜこのような立派な犬を売りに出すのですか?」と聞きました。

飼い主は答えました。

「この犬は嘘つきで、今言ったことは一つもしていない!」

解説

話は分かりやすいとおもいますが、「立派」の定義として山岳救助や、軍人として国に仕えること、そして退役軍人(veteran)に対するボランティア活動などがあることがポイントです。

アメリカでは現在も国のために戦う軍人は尊敬される対象にあります。

Soup or sex?

For his birthday, an old man’s nephews secretly hire a call girl for him. When he answers the door she’s standing there in a slinky black dress. She says, “I’m here to give you super sex.”

After thinking for a minute the old man replies, “I guess I’ll have the soup.”

老人の甥が、老人の誕生日にコールガールを呼びました。

老人が玄関をあけるとそこには黒いドレスを着たコールガールが立っていました。

彼女は「あなたにスーパーセックスをあげるために来たわ」といいました。

老人はしばらく考えたあと、こう言いました。「じゃあスープをもらうよ」

解説

訳ではわかりずらいと思います。

老人にはスーパーセックスがsuper sex… soup or sex(スープかセックスか)と聞こえたというジョークですね。

おかしな大叔父?

“I come from a stupid family. During the Civil War, my great uncle fought for the west!”

私の家族は、バカだ。私の大叔父は南北戦争で、西側のために戦ったのだから。

解説

これは逆に訳すと、意味が分かりやすいですね。

アメリカの南北戦争はアメリカではthe civil warと言われています。アメリカ唯一の内戦だからですね。この戦争はアメリカ内で北(奴隷解放推進)と南(奴隷解放反対)に分かれて戦ったのですが、この戦争には西側など存在しません。

大叔父はどっち側で戦ってたの~?というのがこのジョークの面白いところです。

まとめ

アメリカンジョークは背景が分からなければわからないもの、わかってもどこが面白いかわからないものなど、日本人が笑えるジョークはなかなかないと思います。

しかしこんなことで笑うんだー、といった感覚は相手を理解するうえで非常に大切です。

もし自分がジョークを言うときは要注意です。

アメリカンジョークは人種、歴史、宗教、性別、など様々な要素が組み込まれています。

同じ発言でも日本人が話すことで誤解を招いたりする可能性もありますので、すべるだけでは済まないかもしれません。

英語とアメリカの社会情勢を観察し、いつかオリジナルのアメリカンジョークで爆笑を誘いましょう!

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