アメリカと日本のビジネスでは時間の差があるのは有名です。
大体日本に入ってくるのは、アメリカの4~5年遅れとなります。
LinkedinなどのビジネスSNSやGoogleドライブ等の機能に関しても、やはり日本で実際に一般の企業に浸透するまでは少し時間がかかっています。
しかし、これはアメリカの動きがしっかりと追えていれば、日本でのトレンドの予測の精度が上がるということでもあります。
本日は、そんなアメリカのビジネス系Youtuberとして有名なゲイリー・ヴェイナチャックが今注目している技術についてご紹介します。
Gary Vaynerchuk(ゲイリー・ヴェイナチャック)はどんな人
ゲイリーはアメリカの起業家です。
父親の経営するワインショップの手伝いから始め、当時としては画期的だったインターネットでのワイン販売を始め、事業を300万ドルから6000万ドル規模まで成長させました。
Youtubeも初期のころから積極的に活用し、ワインの評論などを投稿することで、ネットビジネスの可能性を見出し、VaynerMediaやVaynerXといったデジタルマーケティングの会社を立ち上げ、次々と成功させています。
演説かとしても有名で、SNSを活用したビジネスや生き方まで幅広い層に支持されています。
Gary Vaynerchuk(ゲイリー・ヴェイナチャック)の生い立ち
ゲイリーの家族はソビエト(現ベラルーシ)からのユダヤ系移民です。
ニューヨークのなかでも比較的治安の悪いクイーンズで幼少期を過ごしています。
幼いころから父親のビジネスを手伝いながら、ガレージセールでレモネードを売ったり、早くから商才を見せます。
今一押しのNFT
今ゲイリーが最も注目しているのがNFTです。
NFTとは
NFTとはNon-Fungible Tokenのことです。
直訳すると、代替不可能なトークンということになります。
仮想通貨などの技術のベースであるブロックチェーンを、デジタルコンテンツにも応用し、取引の記録などを残すことで、オリジナルの特定ができるようになりました。
この技術が今最も活用されているのがアートの世界です。
従来のデジタルアートは、コピーが容易にできてオリジナルなどの概念はありませんでした。
しかし、NFTの技術を活用することで、しっかりとオリジナルのクリエイターも儲けることができるとして、マーケットが過熱しています。
よくわからない絵が、いきなり数億円で取引されるなど、完全なバブルになっているのです。
ゲイリーの姿勢
ゲイリーがNFTについて語り始めたのは1年ほど前からですが、今最も注目しているのは、発信の内容からしても明白です。
インターネット以来の革命が世の中に起きるとして、この技術を知ったときに”Thank you God”とつぶやいたそうです。
彼自身も絵を書き、NFTとして出品したものが高額で取引されています。
しかしゲイリーは現在のNFTのアートたちは、1年以内に90%が暴落するといっています。
これは明らかにマーケットが過熱していて、そもそもアーティストとして活動していないような人物の作品も出回っていて、取引されているからです。
一方で、裏の技術については、革命的であるのは間違いがなく、今後世の中が大きく変わる可能性を秘めているため、まずはやってみることを勧めています。
NFTを始めるには
NFTのアートはどうやったら買えるのか?
どこで買える?
NFTの世界最大のマーケットプレイスはOpenSeaです。
OpenSea, the largest NFT marketplace
しかし取引をするには、仮想通貨のイーサリアム(ETH)が必要です。
どうやって買う?
①仮想通貨を買う。
cmでもおなじみのコインチェックなどの取引所で、まずは、日本円でイーサリアムを買います。
ビットコイン購入なら仮想通貨取引所 | Coincheck(コインチェック)
②仮想通貨のウォレットを作成し、送金する。
イーサリアムを購入したら、仮想通貨用のウォレット(財布)を作る必要があります。
OpenSeaが推奨しているのがMetaMaskです。
MetaMaskは、 Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できる仮想通貨(暗号資産)専用のWebウォレット です。.
A crypto wallet & gateway to blockchain apps | MetaMask
③OpenSeaとMetamaskのウォレットを連携させる。
仮想通貨に慣れていないと、少しめんどくさいように感じます。
実際にめんどくさいです。
しかしゲイリーが警告しているのは、取引の流れや仕組みを理解しておかないと、世の中が変わり始めたときに出遅れてしまう
ことです。
まとめ
ゲイリーはNFTにかんしてかなり熱が入っています。
技術としては、かなり画期的であるのは間違いありませんが、既存の世の中の仕組みを大きく変える必要があります。
そういう意味では、規制改革の進まない日本では、身近に感じるのは時間がかかるかもしれません。
しかし、だからといってビジネスチャンスを逃してはいけません。
英語コンテンツでの情報収集は今後も欠かせません。