【気候変動英語スピーチ】グレタが各国のリーダーをblah, blah, blahで批判

ビジネススキル

国内外で気候変動による影響を感じるようになりました。

最近はSDGsやTCFDなど世界的に気候変動に対する議論が加速しています。

しかしながら、若い環境活動家として有名なグレタにとってみれば、まだまだ対応が不十分のようです。

イタリアのミラノで行われたYouth4Climate Summitでも”Blah,blah,blah”という表現を使って各国リーダーを痛烈に批判しました。

スピーチの内容要約

Greta Thunberg questions world leaders’ climate talks: “30 years of blah blah blah”

“There is no Planet B, there is no planet blah, blah, blah,”

プラネットBはない(地球はほかにはない)とかなんたらかんたら(フランスのマクロン首相のスピーチを引用し批判)

“This is not about some expensive politically correct dream of bunny hugging, or build back better, blah blah blah, green economy, blah blah blah, net zero by 2050, blah blah blah, climate neutral blah blah blah.”

「政治的に正しい夢物語ではない」とか、「より良く造り直す」とかなんたらかんたら

「グリーンエコノミー」とかなんたらかんたら、「2050年までにネットゼロ」とかなんたらかんたら

「気候中立」とかなんたらかんたら

(イギリスのボリス・ジョンソンやアメリカのジョーバイデンのスピーチを引用し批判)

“This is all we hear from our so-called leaders: words, words that sound great but so far have led to no action, our hopes and dreams drowned in their empty words and promises.”

いわゆる各国リーダーは口先だけ。口先だけで行動が伴わない。耳障りがいい言葉を並べてい、口先だけの約束をしているだけで、私たちの希望や夢は溺れていっている。

“Of course we need constructive dialogue, but they’ve now had 30 years of blah, blah, blah and where has that led us?”

もちろん建設的な対話は必要ですが、すでに各国リーダーたちは30年間の「なんたらかんたら」をして、現実はどうでしょうか?

”We can still turn this around – it is entirely possible. It will take immediate, drastic annual emission reductions. But not if things go on like today. Our leaders’ intentional lack of action is a betrayal toward all present and future generations.”

まだ巻き返せすことは可能です。脱炭素に向けてこれまで以上に抜本的で早急な対応が必要です。しかし、現在のようなことを続けていてはとても無理です。リーダーたちの行動力の無さは、現在、そして未来の世代に対する裏切りです。

“We can no longer let the people in power decide what is politically possible. We can no longer let the people in power decide what hope is. Hope is not passive. Hope is not blah, blah, blah. Hope is telling the truth. Hope is taking action. And hope always comes from the people.”

権力のある人たちは政治的に可能かを判断するだけなので、もう任せてはおけません。権力のある人に「希望」を任せてはいけません。「希望」は何もしないことではありません。「希望」は「なんたらかんたら」ではありません。「希望」は真実を話すことです。「希望」は行動を起こすことです。「希望」は必ず私たち一人一人から生まれます。

※日本語は要約なので英文の直訳ではありません。

Blah, blah, blah とは

上では「なんたらかんたら」と表現しました。

英語ではくだらない正論話を長々とされたときや、親に同じことで何度も注意を受けてるときに反抗期の子供が使用するような表現です。

話している相手を馬鹿にする表現ですので、自分が使うときは相手を怒らせることを覚悟しましょう。

スピーチの背景

イギリスのグラスゴーで2021年11月1日~12日、「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」(COP26)が開催されます。

イギリスはホスト国としてボリス・ジョンソンをはじめ、積極的に気候変動への対策をアピールしてきました。

ほかにも各国の代表がそれぞれのスピーチで、気候変動対策の重要性を形式的には訴えるものの、実際は気候変動は加速しており、これをグレタが批判したものです。

まとめ

グレタは環境活動家として象徴的な役割を果たしており、スピーチでは過激な表現をするため非常に聞いていて面白いです。

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環境への関心の高まりと過激な表現が相まって、メディアも世界的に拡散させています。

次は何を言ってくれるんだろうと、目が離せません。

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