私が出会った不動産投資家の99%が読んでいるのが「金持ち父さん貧乏父さん」です。
むしろこの本を読んでいない不動産投資家は間違った知識や助言で不動産を買ってしまっているケースが多いのではないかと思います。
私の知り合いに、たまたま紹介された不動産屋に勧められた新築区分ワンルームを購入してしまった人がいます。
この知り合いに「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだか聞くと、本の存在を知りませんでした。
もちろん本を読んだうえで失敗している人もたくさんいます。
しかし、読み込むと経済的な自由を手にするための仕組みがしっかりと書かれています。
これから不動産投資を始めたいと考えている人、経済的自由を手に入れたいと願っている人にはぜひ読んで欲しい一冊です。
私もこの本を読んで、胸が熱くなり、不動産投資を始めた一人です。
特にこの本との出会い方が自分の中で運命的だったため、なかなか物件を買えずに諦めそうになった時も、自分を突き動かす原動力となりました。
本日は私の本との出会いも交えて、ポイントをご紹介したいと思います。
本との出会い
以前、アメリカのグローバルリーダー育成プログラムに参加したことを書かせていただきました。
この時、私のルームメイトだったメキシコ人が紹介してくれたのが「金持ち父さん貧乏父さん」でした。
プログラムの期間中の宿舎は、映画に出てくるようなアメリカの大学の寮で2人部屋でした。
共同生活を送る中である日、日本人は偉大な人が多いという話になりました。
例えば誰を知っているのか尋ねたところ返ってきた答えが
「ロバート・キヨサキ」でした。
Who`s Robert Kiyosaki? I don`t think he is Japanese.”
(ロバート・キヨサキってだれー?!日本人じゃなくない?)
と問い返しましたが、彼はあきれた様子で会話が終わってしまいました。
そのあと調べてみると「ロバート・キヨサキ」は“Rich Dad Poor Dad”の著者の日系アメリカ人ということが分かりました。
せっかくなので読んでみようと思いさっそくkindleでダウンロードして読み始めると衝撃が走りました。
今までのお金に対する考え方や、金持ちになるための方法など、自分の中での常識がすべて変わりました。
- 幼少期をアメリカで過ごし英語が話せること。
- 英語が話せるからアメリカのプログラムに参加できたこと。
- プログラムに参加できたことで出会えた本。
これまでの点での経験が線でつながる感覚がしたのを覚えています。
この点と線がつながる表現はスティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式典の演説で言っていた有名な表現です。
ちなみに帰国後、日本でもベストセラーになっている本だということを知り恥ずかしい経験もしました。
要約 資産を買え
この本の内容を一言で表すと「負債ではなく資産を買え」ということです。
幼少期に自分の会社勤めをしていて地位もある実の父親(貧乏父さん)と、友人の会社経営をしている父親(金持ち父さん)を比較しながら話は進んでいきます。
会社勤めをしている貧乏父さんは、毎日働いて出世しても、いつまでたっても金銭的な余裕がない。
一方で会社経営をしている金持ち父さんは、働いてなさそうなのにお金に全く困っていなく自由に暮らしている。
という内容です。
この理由は、貧乏父さんは負債を買っている一方で金持ち父さんは資産を買っているからです。
資産・負債とは
資産とはお金を生み出してくれるものだというのが定義です。
- 金利が付く債券
- 配当金が払われる株式
- 家賃収入が得られる収益不動産
などがこれに当たります。
良く勘違いされがちなのが自宅や自動車です。
これらは収益を生まない上に、大体の場合購入するときにローンを組みます。
お金持ちになれない人は、負債を買って資産だと思い込むのが特徴とこの本では言っています。
お金持ちのお金の流れ
お金持ちになるためには資産を買います。
この場合お金の流れはどうなるのでしょうか?
あなたがサラリーマンで給与収入があるとしましょう。
あなたが給与を積み立て、株式を買えば配当金が支払われるとします。
一方、中流階級が自宅などの負債を買ってしまった場合のお金の流れは以下のようになります。
これではなかなかお金持ちになるのがむつかしいというのがお分かりいただけるのではないかと思います。
このように資産が積みあがっていくと、給与で資産を買わなくても、やがて資産からの収入のみで家計の支出を賄えるようになります。
こうなるとお金のために嫌な仕事をする必要なくなり、本当に自分がしたい仕事や趣味に没頭できるのです。
これが経済的自由です。
まとめ
上述しているのは本で紹介されている内容のエッセンスの一部です。
ただ経済的に自由になるためには、「お金のために働くのではなく、資産を買ってお金を自分のために働かせる」ことが大切だと言っています。
この本の影響でサラリーマン大家が爆発的に増えたといいます。
まだ読んでいない方はぜひ読んでいただきたいと思います。
ロバート・キヨサキは金融教育のためにゲームも作っています。
子供のために買っていますがとてもいいです。
子供に教えるだけでなく、親も頭で知識として得るだけでなく、ゲームをしながら実践できるので学ぶことが多いです。
ゲームについてはこちらの記事でまとめています。